効果音の探し方|名前がわからない音を探せるAI検索を作りました
はじめに
趣味でフリーゲームなどを作っていると、効果音を探すことがよくあります。
今回は、効果音を探すときに試したことや、最終的に名前がわからない音を探せるAI検索を作った話を紹介します。

このツールは効果音を生成するものではありません。各素材の名前や説明文をもとに、AIで意味の近い候補を探し、提供元のページへ案内します。音声の配信や再生は行っていません。
効果音を探すときの悩み
私は趣味でゲーム制作をしており、ゲームの描写にあった効果音を探すことがよくあります。
ただ自分で遊ぶだけなら、適当な効果音でも問題ないのですが、ふりーむ!やノベルゲームコレクションなど、外部に公開するフリーゲームを作るときは、効果音の著作権・ライセンスに注意する必要があります。
そのため、公開物作成時には、Google検索で「フリー効果音 キラキラ」などと検索して、そこからフリー効果音サイトに飛んで……、規約も確認して……、また探して……
というのを繰り返すことが多く、結構ストレスでした。
さらに、私の場合は、ストーリーや演出のイメージをその場で考えながら効果音を探すことが多いため、探している効果音がなかなか見つからないと、「そもそも何を作ろうとしていたんだっけ……?」となってしまい、制作効率も落ちてしまいます。
効果音を探すときに試したこと
オノマトペ(擬音語/擬声語/擬態語/擬情語)で探す
これが一番簡単で、効果音を探すときに最初に試す方法だと思います。正直こんな感じで適当に探せるならそれが一番楽です。
特に、使いたいサイトが既にあり、そのサイトで探す場合は、オノマトペで検索するのが一番簡単です。
具体的には
- 擬音語 (物が実際に出す音)
- 「ドン」「ガシャン」「ザーザー」など
- 擬声語 (人や動物の声を表す音)
- 「ワンワン」「ニャー」「ゲラゲラ」など
- 擬態語 (物の状態や動作を表す音)
- 「キラキラ」「ふわふわ」「ぴかぴか」など
- 擬情語 (人の感情や心理状態を表す音)
- 「わくわく」「どきどき」「イライラ」など
ただし、絶妙に違う音を探したいときに結構苦労します。
例えば「キラキラ」という擬態語で検索しても、自分が欲しい音は実際には「チリンチリン」だったりすることもありますし、自分では「キラキラ」だと思っていても、素材を公開している方が別の名前をつけていれば、その言葉では見つからないこともあります。
結局のところ、同じ音を想像しても、どう文字にするかは人によって様々なので、少しずつ検索ワードを変えながら探すことになります。
私の語彙力が無いというのはさておき、ゲーム制作をしていたはずが、いつの間にか音の名前を考える作業になってしまい、制作の流れが途切れてしまうことがありました。
動作や状態の描写で探す
これもよく使う方法です。例えば「ドアが閉まる音」「雨が降る音」「剣を振る音」など、動作や状態を文章で表現して検索する方法です。
しかし、これが結構厄介で、フリー効果音の検索システムが、完全一致検索しか対応していない場合も多く、「宝箱を開ける」だと検索結果が出るのに、「宝箱が開く」だと検索結果が出ないなどといったことがありました。
そこで、フリー効果音AI検索を作りました
というわけで、何か効率化できないかと思い、フリー効果音を検索できるシステムを作りました。
当初は自分用に作ったのですが、せっかくなので公開することに……
欲しい音のイメージを文章で検索する
この検索システムでは、欲しい音のイメージを文章で入力して検索することができます。
たとえば、「スライムを叩き切る音」と入力すると、ポケットサウンド様の「【効果音】泥がべちゃっ」が検索結果の一番上に表示されました。

フリー効果音AI検索の検索結果画面
「スライム」という名前の効果音を探しているわけではなく、スライムを斬ったときに使えそうな音を探しているので、素材名に「スライム」が入っている必要はありません。
とはいえ、最初から「泥がべちゃっ」で検索しようとは、とても思いつきません。
このような、欲しい音のイメージから別の名前の素材を探せるところが、今回私が作りたかった部分です。
複数の効果音サイトをまとめて探す
この検索システムでは、複数のフリー効果音サイトをまとめて検索することができます。
今のところ、以下のサイト(名称順・敬称略)を対象にしています。
- OtoLogic
- ポケットサウンド
- 効果音ラボ
- 効果音工房
- 無料効果音で遊ぼう!
- 魔王魂
サイトごとに検索していると、同じ言葉を何度も入力することになり……言葉を変えて探し直すと、また各サイトで検索することになり……と意外と手間がかかります。
そこで、まずはまとめて候補を探し、気になった素材があれば提供元のページで試聴する、という使い方にしました。
まとめ
というわけで、効果音を探すときに試したことや、名前がわからない音を探せるAI検索を作った話を紹介しました。今のところ、サーバが貧弱なので、検索結果が返ってくるまでに時間がかかることがありますが、今後実際に使いながら改善していきたいと思います。
使いにくい点や、改善してほしい点などがあれば、ぜひご意見ください。
